こんにちは、公認訓練士の犬野郎です。
今回は犬の拾い食いにつてお話します。
この記事を読めば
- 拾い食いの直し方が分かる
- 拾い食いの防ぎ方が分かる
以上の効果が得られます^^
では早速みていきましょー
拾い食いとは
拾い食いとは、主に散歩中にティッシュやたばこなどを誤って食べてしまうことです。
まれに動物の死骸や食べ物が落ちていることもあります。
雑草であればたいていのものは問題ありませんが、たばこなどの有害なものを食べてしまったら中毒を起こしてしまうため大変危険です。
しかし犬というのはそもそも拾い食いをする生き物です。
人間の価値観では汚い・下品でも犬には当てはまりませんし、そもそもそんなこと気にしません^^
それでも食べてはいけないものが落ちていることは少なくありません。
そこで拾い食いを防ぐ方法と拾い食いをしないように教える方法を紹介します。
犬の拾い食いを防ぐ方法は以下の通りです。
拾い食いを防ぐ方法
- 拾わないのが当たり前と教える
- 飼い主が気を付ける
- 止める声符を教える
この3つが拾い食いを防ぐ方法です。
それぞれ解説します。
1.拾わないのが当たり前と教える
- 犬にリードをつけてどこかに繋ぎます。
- 犬から届かない地面におやつやフードを置きます。
- 犬が気づいて、さらに諦めるまで待ちます。
- 諦めてアイコンタクトを取ってきたら褒めて手に持ったおやつやフードをあげましょう。
できれば手に持ったおやつやフードは地面に置いたものより美味しいものがいいです。
これを何度も繰り返し行いましょう。
この方法で犬に地面におやつがあっても取れない。でも代わりに飼い主さんがおやつをくれる。と教えます。
2飼い主が気を付ける
元も子もない話ですけど^^
私も自分の犬を散歩させるのですが、ほかの散歩中の飼い主さんがスマホを見ながら歩いているのをよく見かけます。
これだと拾い食いをしたのを気付かないどころか、交通事故やほかの犬を噛んでしまうなどの重大な事故に繋がりかねません。
常時監視する必要はありませんが、人間が気を付ければ全く問題無いことの方が多いですから飼い主さんは愛犬に注意を払ってあげてください。
せっかく二人で散歩してるんですから^^
3.止める声符を教える
声符(せいふ)とは声で出す指示の事です。
(手で出す指示は視符といいます)
事前に「いけない」「ちがう」などの声符を教えておいて、もし拾い食いをしてしまいそうな瞬間に指示を与えて止めます。
教え方はこちらを参考にしてください『【冷静に】犬を効果的に叱る方法!犬に伝わる叱り方、人間の心構えも解説』
さらに教えておきたいこと
上記3つを全部できれば拾い食いはほぼ防ぐことができます。
しかし、さらに防げる確率を上げるために1.拾わないのが当たり前と教えるのステップアップをさせましょう。
教え方は以下の通りです。
1.いろんな場所で行う
例えば、いつもリビングで行っているのであれば、キッチン、廊下、別の部屋、玄関など家の中でも違う場所で同じ状況で練習してみましょう。
できるようになったら外でも練習しましょう。
犬は同じ動作でも周囲の状況が違うと別の動作だと勘違いする習性があります。
それを防ぐためにいろんな場所で練習を行いましょう。
2.届くけど食べれない状況での練習
足で食べ物を踏んで隠して犬が食べられないようにしてしまう方法です。
犬を自由にして、足元におやつを置くのを理解させてから行います。
この状況で犬が諦めてアイコンタクトを取ったら褒めて手のおやつをあげましょう。
3.落としてみる
リードで犬を繋いだ状態で、手元からおやつを落としてみます。
落としたおやつは犬から届かないようにしましょう。
後は最初と同じで、アイコンタクトを取ったら褒めておやつをあげます。
最終段階
なんか物々しい見出し^^
今までの総仕上げです。
ここまで紹介してきた方法がすべてできるようになったら練習しょう。
いつも通り散歩しながら足元におやつを落とします。
それを拾わずアイコンタクトを取ってきたら100点です。
しっかり褒めて手からおやつをあげましょう。
もし、食べてしまいそうになったら止める声符とショックを使って阻止しましょう。
それでアイコンタクトを取って褒めて手からおやつをあげましょう。
これを何度も練習しましょう。
最終的に、何か発見しても飼い主の顔を見て「これは?」と聞いてくるようになったらゴールです。
まとめ
- 拾い食いは気を付ければ防げる
- 拾い食いをしないのが正解と教える
- 落ちている物をどうするか聞いてくるようになればゴール
いかがでしたか?
拾い食いは一瞬気を抜いただけで命に関わってしまう問題です。
愛犬と安心して散歩できるように仔犬のうちから教えておきたいものです。
この記事を読んで拾い食いを直す手助けになれたら嬉しいです。
では^^
コメント