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【ハウス】実例を元にハウスの有用性と犬の心理を解説

ハウスにいる犬
かおりさん

先生はよく「犬はハウスに入れなさい」って言うけど
本当に効果があるんですか?

いぬ先生

確かに疑問ですよね。
では私がレッスンした犬の実例をご紹介しましょう。

こんにちは、公認訓練士の犬野郎です。

今回は私のお客様の話を紹介します。

この記事を読めば

  • 訓練士の仕事が分かる
  • 犬の問題行動の凄さが分かる
  • 犬の心理が分かっていることの素晴らしさが分かる

以上の効果が得られます^^

いぬ先生

一緒に見ていきましょー

この記事を書いてるのは?
  • 犬の訓練歴15年、200頭以上の犬を訓練
  • 警察犬30頭以上育成競技犬・救助犬も育成
  • 家庭犬の訓練を主に活動中
  • しつけセミナー活動も行う
いぬ先生です
目次

M様の犬

この方は私が独立したての頃に相談がありました。

電話で「犬の・・・飼い方が・・・・・わからなくて・・・」

今にも消え入りそうな声です。電話口から犬が吠える声も聞こえてきました。

今までの経験的に相当参っていると感じたので早めに相談日を設定してお宅にお伺いしました。

ご自宅にて

当日、インターホンを押して訪問しました。

すると家の中からバタバタと暴れる音が聞こえてきます。

どうも人間が動いて立てる音ではありません。犬です。

しばらくすると玄関から女性が出てこられました。

挨拶を交わしリビングに入りました。

リビングは

中に入って目に映るのはとにかくバラバラになった物、物、物。

見回すとソファ・柱・扉・ふすま・テーブル・イスなど、その部屋に存在するありとあらゆるものが噛まれていました。

なんと、テレビまで噛んで壊れていました。画面の縁に歯形がくっきりと残っています。

相談内容

いままで犬を飼ったことがない、どうしたらいいか分からない。

もう憔悴しきっているのが伝わってきて私も焦りました。

犬に当たらないか心配でした。

さらに、散歩で引っ張る・吠えるなどの問題もあるとのことで、相談されました。

もちろん承諾し、しつけを始めました。

U様の犬

M様の犬の途中ですが話が変わります。

これは2021年の内容です。

U様という方から電話がありました。この方もM様と同じ雰囲気です。

しどろもどろというか、たどたどしくお話されるのです。

この子は噛む・吠えるがメインで困っているとのことでした。

その電話でお伺いする日時を決めて後日訪ねました。

ご自宅にて

当日、インターホンを押して訪問しました。

こちらは静かです。インターホン超しでも犬の声は聞こえません。

しばらくすると女性が玄関から出てこられました。犬も一緒に^^

噛みませんか?と聞いたところ「触ったら噛むかもしれません」とのことでした。

特別噛まれたいわけではないので(笑)犬をどこかにリードで繋いでください、と伝えます。

挨拶をし、犬が居るリビングへ向かいます。

リビングにて

こちらもソファはボロボロでしたが、犬は落ち着いて見えます。

見えるだけですが。

リビングには破壊されたハウス・出しっぱなしの餌・水が置いてあります。

さらに人間のスペースに犬用のベッドが置いてあります。これはいけません。

相談内容

犬の機嫌や都合が悪くなったらとにかく噛むとのこと。

それに伴って吠えもするそう。

そして気になるのは、そういう犬に接しないといけない飼い主(U様本人)の精神状態の不安でした。

噛まれるかも嚙まれるかも、と怯えながら自宅にいるんですから、不安定になるのは容易に想像できます。

この状態をどうしたらいいか教えてほしい、ということです。

解決方法

ここまで読んで、どうすればいいか分かりますか?

うなる犬

このお二方の犬の解決方法は『ハウスに入れる』です。

M様の犬はハウスに入れれば物理的に物を噛めなくなりますし、U様の犬も同じです。

ただハウスを準備して、ただハウスに入れるだけ。

これだけで十分解決できる問題です。

結果的にどちらの犬もそれだけで問題は解決しました。

それぞれの経過

M様の犬

相談日当日にハウスを購入されて、すぐハウス生活を始めてくれました。

説明していた通りルールを持ってハウスの出し入れを行い、外で目一杯遊んでいただきました。

すると1週間もすればハウスで大人しく過ごせるようになり、リビングに出しても暴れなくなったそうです。

さらに練習の甲斐もあり、散歩での引っ張る回数・力も下がってきたとのことです。

U様の犬

U様もすぐハウスを購入されましたが、到着まで待っていられないだろうと私が判断して、私が使っていたハウスをお貸しして帰りました。

予想して説明していた通り3日間ほぼ不眠不休で暴れ続け、4.5日後に大人しくなり、1週間もすれば自分からハウスに入って寝るようになりました。

散歩でよく会う犬友達の方に「犬の顔が穏やかになったね」と言われたそうです。

解説

ここまで読まれてどう感じましたか?

「ただハウスに入れただけじゃねえか」と思われますか?

確かにそうです(笑)

確かにそうですがそれぞれで、ハウスに入れて犬に分かってほしいこと・感じてほしいことは違います。

M様の犬に教えたかった事
U様の犬に教えたかった事
  • リビングは遊ぶ場所じゃない
  • 休む場所はハウス
  • リビングはあなたの場所ではない
  • ハウスは安全な場所

これらを教えたかったのです。

それぞれの犬は生きてきた環境も感じる感情も違います。

しかし、それでも同じハウスという居場所を得ただけで全てが改善していくのです。

それだけ犬にハウスが必要ということです。

かおりさん

すごい!
ハウスってこんなに問題を解決してしまうんですね!

いぬ先生

そうです。
『たったそれだけのこと』ですが犬にとっては大きな
メリットになるんです。
人間にとっても大した労力ではないのも良いですね。

まとめ

  • 犬はハウスに入れよう!

これに尽きますね^^

いかがでしたか?

お二人とも相談日の一週間後にお会いしましたが、顔色がすごく良くなっていました。

生気が戻ったように明るくなられて「ありがとう」とおっしゃってくださいました。

訓練士冥利に尽きます^^

犬の生態や本能を理解していると問題行動も割と単純な解決方法があることに気づけたりします。

この記事を読んで犬のことをもっと詳しく理解するキッカケになれたら嬉しいです。

いぬ先生

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いぬ先生

中型犬のコはこちらですね

いぬ先生

大型犬はこちらです
先生もこれに入ってます^^

いぬ先生

では!

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