こんにちは、公認訓練士のいぬ先生です。
今回はハウスについてお伝えします。
この記事を読むと
- 犬の本能と習性を理解できる
- ハウスの有用性が分かる
以上の効果が得られます^^
では早速みていきましょうー
そもそもハウスって?
ではその『ハウス』ってなに?ということですが、つまりは犬の『家』です。
そのままですね^^
みなさんも仕事が終わって、学校が終わって、遊びや用事が終わって家に帰りますよね?
そこではご飯を食べたりお風呂に入ったりしてくつろいで過ごしますよね。
そして安心感も感じるはずです。
その【くつろげて安心できる空間】を犬にも用意しましょう、というのが『ハウス』の存在理由です。
ハウスに入れるのってかわいそう?
みなさん、おうちの子をハウスに入れてますか?
私の感覚的に7割くらいの方がハウスに入れる習慣が無いように感じます。
飼い主さんに理由を聞いて一番多いのは「かわいそう」が挙げられます。
ここまで読んでいて、そう感じている方もいるかも知れません。
しかし、安心してください。
犬をハウスに入れるのは全くかわいそうなんてことはありません。
その理由を解説していきます。
狭いとこが好きだから
犬は狭いところが好きで安心します。
犬の先祖はオオカミであることはみなさんご存じの方も多いと思いますが(厳密には違いますがここでは割愛します)そのオオカミたちの遺伝子は今の犬たちにも引き継がれています。
そのオオカミたちが巣にしていたのは木の洞(うろ)や洞窟などの狭くて暗い場所です。
入り口を一つにして外敵から身を守るためですね。
そしてその習性は今の犬たちにも現れています。
おうちの子、大体決まった場所で寝ていませんか?
そして丸まって寝ていることが多いはずです。
それは
同じ場所=自分の巣(ハウス)
丸まって寝る=狭い場所で効率よく場所を確保できるように
という本能の名残なのです。
つまり、犬たちは狭い場所で落ち着くということです。
警戒心で疲れるから
犬はもちろん、どんな動物でも警戒心を持っています。
警戒心が無い、または薄い個体は早々に死んでしまうため、危険を察知できる個体が生き残ってきた結果ですね。
犬も例に漏れず、警戒心を持っています。
それに加えて自分のテリトリー(縄張り)という意識も持っています。
家の中でフリーにしておくとその警戒心と縄張り意識で疲れてしまうのです。
例えばリビングで自由な犬はこう考えるわけです。
「窓1から何かが侵入してくるかもしれない、いや窓2からかもしれない。ドア1・2も見張っておかなくてはいけないし、キッチンの方も怪しいし勝手口からの侵入にも備えなければいけないし敵が来る音(インターホン)も気にしないといけない・・・」
自宅の間取りを参考にしました^^
フリーな犬は多かれ少なかれこういう意識で暮らしています。
自分の縄張りですからね。
人間よりも感性が高い動物であるため相当なストレスがかかります。
しかしハウスに入っていればそのストレスは軽減されます。
その『警戒すべき範囲』が『ハウスの中』だけになるからです。
そうすることで余計な警戒心を使わないで済むため、安心感を感じられるようになります。
事故を防げるから
ありとあらゆる事故を防げます
- 落ちている物の誤飲
- 雷や花火などでの逃走
- 飼い主や来客の噛傷事故
- 地震などで物が降ってくるのを防げる
などなど^^
これは人間にも嬉しい面でもありますね。
余計な事故やケガから身を守れるのもハウスに犬を入れておくべき理由です。
「シートベルトなんて窮屈でかわいそうだからうちの子(人間)はさせないんです!」なんて言う保護者は居ないでしょう(笑)
犬も大切な家族であれば管理する側(人間)が、適切に安全に配慮をするのは必要なことです。
そうすれば犬も余計な怖い思いやケガをしなくて済みますからね。
まとめ
- 犬は本能的にハウスが合う
- ハウスに入ると安心感を得られる
- 事故を防ぐ、安全面からもハウスは効果的
いかがでしたか?
犬がハウスを理解して、そこで過ごす習慣が付けばだらだらリビングに出してしていいんですよ。
一生閉じ込めとけって言ってるわけじゃないですからね^^
個人的にはハウスの習慣をつけてあげないことこそが虐待だと思っています。
安心できる空間を与えないということですからね。
これを読んでハウストレーニングを始めるきっかけになれたら嬉しいです。
では^^
コメント