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【引っ張る】犬の引っ張り癖のトレーニング方法を解説

犬と散歩する女性

こんにちは、公認訓練士のいぬ先生です。

今回は犬の引っ張り癖の直し方をお伝えします。

この記事を読めば

  • 犬の学習工程が分かる
  • 犬が引っ張る理由が分かる
  • 引っ張り癖の直し方が分かる

以上の効果が得られます^^

いぬ先生

では早速みていきましょうー

この記事を書いてるのは?
  • 犬の訓練歴15年
  • 警察犬30頭以上育成競技犬・救助犬も育成
  • 家庭犬の訓練を主に活動中
  • しつけセミナー活動も行う
いぬ先生です
目次

引っ張る理由

犬が散歩の時に引っ張る理由はでつあります。

  1. 興味があるものがある
  2. リードコントロールの拒絶
  3. 引っ張る習慣になっている

それぞれ解説していきます。

1.興味があるものがある

なにやら匂いがする電柱や草むら、落ちている缶やごみなど、葉っぱが転がったり鳥が飛んだりといろいろありますね。

犬自身の性格によって好奇心が旺盛だったりそうでなかったりすることが影響します。

この場合はその対象を犬が確認したり居なくなったりすれば治まります。

2.リードコントロールの拒絶

リードでコントロールされることを拒絶している場合です。

この場合は『踏ん張る』ことが多いです。

飼い主への信頼感が無いことが原因です。

3.引っ張る習慣になっている

犬が『散歩中は引っ張るもの』と学習しているパターンです。

犬と人間が同時に歩き始めると、犬の方が速く進み先に行きます。

そうすると必然的に付いているリードは張ることになってしまいます。

その状態を続けると『散歩=楽しい=首に負荷がかかっている(リードを張っているので首輪に力が加わっている)』と学習していくことになります。

結果的に『散歩=引っ張る』ということになってしまう訳です。

引っ張り癖の直し方

「原因は分かったよ。どうしたら治るんだよ」

という方に簡単な直し方をお伝えしましょう。

それは・・・

引っ張っていない時に褒めるだけです!

「そんだけで治るかよ!」「引っ張った時に後ろに引っ張り返すんじゃないの?」

など言われる方も少なくないでしょう。

でも犬のしつけや訓練はいつでもシンプルです。

良い状態をただただ褒める!

これだけなんです。

警察犬でも、救助犬でも、麻薬探知犬でもやっている内容が違うだけで教え方は全部同じです。

『人間(飼い主)がやってほしいことを犬がしたら褒める』

これを繰り返しやっていくだけなんです。

では具体的に褒めるまでの流れを解説していきます。

前提

前提として

【超必見】犬のしつけで最も大切な褒めるということ

【必見】アイコンタクトの必要性とその方法

この2つができている必要があります。

いぬ先生

じゃないと褒められませんから^^

手順

  1. おやつを左手に持つ
  2. リードを右手に持つ
  3. 名前を呼ぶ
  4. 手の匂いを嗅がせる
  5. 左足まで左手をゆっくり持ってくる
  6. 犬が左足付近に来たら褒めておやつをあげる

狙いは「人間の左側に来たら良いことがあるな」と犬に思わせることです。

この左側に付いたときにいかに褒められるかがこのしつけの大きな違いになってきます。

さらに5.のときに「つけ」「あとへ」「ヒール」「フット」など、決めた一つの言葉をかけていけば段々と指示(声)だけで犬を足元に寄せることができるようになります。

さらにコツ

手順5と6の間にリードでコントロールした方が良い場合があります。

  • いまいち反応が薄い子
  • 匂いだけで誘導できない子

のんびりした子は少し急かしてあげると効果的です。

その場合はリードでチョンチョンと「おいで、おいで」という感覚で引いてあげて下さい。

しかし『リードで引っ張って来させて』はダメです。

グイーッてですね。

それでは犬の「左側に行ったら良いことがある」という気持ちが生まれてきません。

あくまで犬自身の自発的な行動、それを人間が褒めるというスタンスを崩してはいけません。

まとめ

  • 犬が引っ張る理由は3つある
  • 引っ張り癖を治すためには引っ張っていない時に褒める
  • 誘導だけして自発的に左側に来た時に褒める

いかがでしたか?

引っ張っている犬は精神的に興奮状態のためコントロールすることが難しいです。

さらに常に引っ張られていると人間も犬もよけいに疲れてしまいます。

この記事を読んで引っ張り癖を治せるきっかけになれたら嬉しいです。

いぬ先生

では^^

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