【散歩】散歩を嫌がる犬が歩かない理由４つとそれぞれの直し方

こんにちは、公認訓練士の犬野郎です。

今回は、散歩を嫌がる犬についてお話します。

この記事を読めば

• 散歩を嫌がる犬の心理が分かる
• 散歩を嫌がる犬の直し方がわかる
• 犬の心理に詳しくなれる

以上の効果が得られます＾＾

散歩を嫌がる理由

散歩に行きたくない犬が考えていることは主に４つあります。

1. 怖い
2. 痛い
3. 甘えたい
4. 暑い

それぞれ詳しく解説します。

１.怖い

室外に対して恐怖を感じている状態です。

音・匂い・物などの変化を受け入れられないと犬は恐怖を感じます。

その恐怖から逃げるために外に出たくない＝散歩に行きたがらないとなります。

こうなる原因は性格によるものもありますがほとんどは仔犬の時の社会化の不足です。

２.痛い

首輪が苦しい・関節が痛い・体調不良などです。

老犬であれば段々と歩くのを嫌がるようになってきますが、それ以外であればほとんどが突発的に起こるので予測が立てやすいです。

普段から犬の様子を観察しておきましょう。

３.甘えたい

飼い主に甘えたくて抵抗している状態です。

「こうすれば抱っこしてくれる」と理解している犬であれば容易に立ち止まり、歩くことを拒否します。

この状態になるのがほぼ小型犬であることを考えれば分かりやすいですね。

４.暑い

熱中症です。

もしくはなる寸前です。

犬は暑さに弱い生き物です。

暑い時間帯を避けるか時間を短く散歩しましょう。

それぞれの直し方

１.怖いの直し方

散歩を嫌がる犬のほとんどがこれに当てはまります。

基本的に『だんだん・じわじわ』理解させていくしか方法はありません。

仔犬の場合

仔犬の場合は食べ物を使って慣らしていきましょう。

無理に引っ張って手繰り寄せたりしてはいけません。

手でおやつやフードを握って犬に嗅がせて、それで誘導するように歩かせましょう。

そして出来たら褒めて食べ物をあげます。

さらに、必ずしも歩かせる必要はありません。

外の車・バイク・トラック・人・自転車などを見せておくこと自体も目的なので外でじっとしていてもいいです。

私はコンビニの駐車場で毎朝、朝の分のフードを持って座っていましたよ＾＾

変質者です＾＾

最終的に「外は怖い、でも良いこともある」と犬が理解できればオッケーです。

そうすればだんだんと外に行くことが楽しくなってきます。

成犬の場合

歩かないのを歩かせて、それを褒めます。

仔犬と違い「歩かなくてもどうにかなる」と考えているので、食べ物で誘導しても着いて来ないことがほとんどです。

そう考えている犬は「歩いたほうが良いことがある」と思わせなければなりません。

その為には、リードで無理にでも引っ張って歩かせて、それを褒める必要があります。

褒めるときはしっかり褒めて、食べ物も与えてあげましょう。

２.痛いの直し方

痛い原因を取り除いてあげましょう。

小型犬で指一本、中・大型犬で指二本が首輪と体の間にスッと入れば問題ありません。

それを目安にサイズを調整しましょう。

体の調子は見ていて気付いたらすぐに獣医さんに相談しましょう。

すぐ息が上がったりダルそうな顔をしているのもサインですので、よく犬を観察しましょう。

年齢的に歩くのがしんどそうであれば無理に歩かせる必要はありませんが、全く散歩をさせないのも良くないので、ゆっくりでもいいのでできるだけ散歩をさせてあげましょう。

３.甘えたいの直し方

無視して歩きましょう(笑)

犬が立ち止まっても人間が止まる必要はありません。

人間と犬の二人で散歩をしているのですから片一方のワガママを受け入れる必要はありません。

とは言ってもそれだけでは犬が納得しないので、諦めてついてきたらそれを褒めてあげましょう。

４.暑いの直し方

暑さを避けましょう。

犬はほんとに暑さに弱いです。

夕方であってもアスファルトは熱を持っています。

そこを犬の低い位置で歩くと蓄積された熱の影響を受けます。

もし熱中症の症状が出たらとにかく冷やしましょう。

家であれば浴槽に水を張りそこに浸けてあげましょう。

外であれば日陰の涼しい場所に移動し、濡れたタオルを脇や股に挟んだり、可能であれば水をかけてあげてください。

まとめ

いかがでしたか？

嫌がる理由は必ずあるのでうちの子がどういう理由で歩かないかを観察しましょう。

散歩で歩かない子の解決のきっかけになれたら嬉しいです。

では＾＾