こんにちは、公認訓練士の犬野郎です。
今回は犬の散歩についてお伝えします。
この記事を読めば
- 運動と散歩の違いについて分かる
- 散歩の効果が分かる
以上の効果が得られます^^
一緒に見ていきましょー
散歩とは
レッスンでたまに飼い主さんにこう言われます。
「散歩って行った方がいいんですか?」と。
私はこう答えます。「もちろんです」と。
それはなぜか?
それは散歩とは犬にとって社会化見学だからです。
社会化見学、行ったことある方が多いと思います。
私も工場や、親の職場などを見に行って「働くってこんなんなんだー」と感じたものです。
人間の子供に体験させるくらい必要なカリキュラムというわけですね。
しかし、犬にとってはさらに大きな意味を持ちます。
それは
人間という社会の見学です
犬は犬の世界で生きてきましたが、今は人間の社会で人間と暮らしている子がほとんどです。
つまり、犬にあなたが暮らしていく世界はこんなところだよと見て学ばせることが散歩で行うべきことなのです。
犬の社会化とは
犬にとっての社会化とは上記の通り「自分はこんな世界で生きてるんだ」と学ばせることです。
それは小さいうち、仔犬のうちに行わなくてわなりません。
生後3週~12週をめどに行えると最も効果的です。
しかしその月齢では飼い主の元に来てない場合がほとんどです。
でも12週を過ぎると効果がないというわけではないので、いつになっても社会化練習はしていく必要があります。
散歩で何を学ぶのか
答えは全てです^^
風の音、車の音、人の音、地面の匂い、草の匂い、電柱の匂い、土の感触、コンクリの感触、側溝の網の感触などなどありとあらゆる、なんでもかんでもが犬の社会化の対象になります。
例えば、初めて行く飲食店や場所、または高級ブティックなど慣れてない所は緊張しますよね?
私はします^^
その感覚をはじめから経験させておいて、対象に恐怖を持たないように成長させていくのが狙いです。
さらに良いこと
もし、大きくなって初めて経験することに出会っても、小さいころに初めてを乗り越えた経験を糧にそれを乗り越えようと頑張れるのです。
「あ、怖い。でもそんな時でも大丈夫だったよなー」
こんな感じです^^
昔の怖いや不思議を乗り越えられた経験で、今の怖いや不思議が訪れても乗り越えられるというわけです。
何をすればいいのか
犬の性格によります。
いろいろ気にしない子は、どんどんたくさんの事・物に触れさせてあげましょう。
怖がりだったり慎重な子は段階を踏んで慣らしていきましょう
1,外でじっとする
外でじっとしておくだけです。
犬が動いて歩き出すまで待ちます。
2,歩いた後についていく
その子が行きたい方に行ってあげましょう。
3,おやつで誘導
手におやつを持って、色んな場所、物の上に誘導してあげましょう。
その上でおやつをあげて褒めてあげてください。
割とこんだけですよ^^
ただしこれだけやっておけば大丈夫なんてことはありません。
上記の通りありとあらゆることを経験させておくことが重要です。
犬との社会化
これが出来てない犬は多いです。
どうすればいいかと言いますと、とにかく犬と触れ合わせるこれだけです。
特に仔犬のうちに犬同士が遊べる環境は大事です。
ドッグランなどでパピー同士で遊ばせられる環境があれば積極的に行いましょう。
また、お散歩中に合わせるのも良いです。
その場合は、飼い主さんに近づけていいか確認してから挨拶させましょう。
まとめ
- 散歩は人間社会の見学
- 散歩で学べるのはたくさん
- 犬同士の社会化も必要
いかがでしたか?
散歩は社会化の格好の時間です。
この記事を読んで犬の社会化を考えるキッカケになれたら嬉しいです。
では!
コメント