衝動で犬を飼う人はなんで減らないのかしら?
そうですね。
日本ではいまだに勢いだけで犬を飼い始める方は
少なくないです。
そんな人への心構えの参考になるような
お話をお伝えしましょう。
今回は、飼い主の姿勢についてお伝えします。
この記事を読めば
- 国外の方と日本人の考えの違いが分かる
- 日本人の考えの愚かさが分かる
以上の効果が得られます^^
一緒に見ていきましょー
犬を飼うということ
訓練所に来られたお客様
訓練所での話です。
仔犬を買いたいとお客さんが見学に来ました。
ご夫婦とそのお母さまで、お母さまが犬を飼いたいということでした。
そのお母さまが外国の方でした。(Aさんとします)
Aさんは日本に長く住まわれているそうで、日本語は何の問題もなく会話できました。
何頭かいる仔犬たちを見てこの子がいいと決めました。
その後の行動が日本人と違いました。
今後を考えて
その方が言うのです
「私が今後20年、健康で生きていられるか健康診断を受けてきます。その結果が分かり次第正式に購入します」
20年、それは恐らくは犬が寿命を迎える年月です。
そうです。
この方は自分が今から買う犬を責任を持って最期まで見られるかを心配していたのです。
これには私も驚きましたね!
連絡が来て
しばらくして連絡が来ました。
「検査の結果、健康状態に問題はありませんでした。ですので今度伺った際に〇〇(仔犬の名前)を購入します」
前回来られた時に手付金を収められていたので仔犬は残してありました。
それから何日かしてAさんが来られ、予定通り仔犬を購入し帰られました。
中には買う買う言って買わずに何か月も連絡もない人もいます。
そして突然「この前の子居る?」と連絡してくるのです。
無礼極まりないです。
さらに・・・
息子夫婦が来ていた理由
見学の際も購入の際も息子さん夫婦が一緒に来られていました。
運転の為か、用事がある為かそのくらいにしか考えていませんでしたが違いました。
なんと、
「もし自分が死んだら代わりに面倒を見るのはこの子(息子)、だからその時に困らないように今から仔犬を慣れさせている」
とおっしゃいました。
奥さんもその考えに納得して一緒に来られたそうです。
これを聞いて本当にビックリしました。
生き物を飼うということ
自分が健康でいられるか心配する方は多いです。
もう歳だからと新たに犬を飼うことを渋るのをよく聞きます。
Aさんは高齢という程ではないですが、何もないだろうと安易に考えられる年齢でもありませんでした。
そこでじゃあ健康診断を受けようという発想がまず素晴らしいと思いました。
生き物を飼う、そこに対する真剣さや真摯さが根本的に違うなと感じました。
どうやらAさんの国や周辺ではそれが当たり前のことのようで、ビックリしたことにビックリされていました^^
さらに、自分のもしもを考え次の飼い主候補に今から慣らすという考え。
訓練士でもそこまで考えている人は居ないんじゃないでしょうか?
感想
私はこの事をきっかけに犬に対する意識が変わりました。
それなりに真剣であると思ってはいましたが、命に対する責任を持つ意識を改めて考えさせられました。
みなさんもこの記事をきっかけに命に対する意識を考えてくれたら嬉しいです。
では!
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