こんにちは、公認訓練士のいぬ先生です。
今回は良い訓練士の見分け方をご紹介します。
この記事を読めば
- 訓練士の見分け方が分かる
- 訓練の資格について知れる
以上の効果が得られます^^
では早速みていきましょうー
訓練士・ドッグトレーナーとは
犬の長所を伸ばしたり、短所を補なうような訓練を行うことを職業としている人のことです。
言い方が違うだけでどちらも大きく意味が違うことはありません。
形態はさまざまで、訓練所として構えているところもあれば、出張訓練という形で訓練を行う人もいます。
内容もさまざまあり、一般家庭犬の問題行動を直したり、出ないように訓練する人もいれば、犬を競技に出れるように訓練する場合もあります。
また、警察犬や救助犬にするために訓練をする人もいます。
または展覧会(ドッグショー)のために犬を預かって訓練する場合もあります。
その形態や方法は各訓練士や訓練所によって大きく違います。
良い訓練士の見分け方
標識を掲示しているか
お金を頂く仕事として訓練をする場合には各自治体の保健所が認める『第一種動物取扱業』における『訓練』の認可が必要となります。
この認可を得るためには条件があり許可が出れば訓練を仕事にできるようになります。
訓練の認可が下りている事業者は、事業所の顧客から見えやすい位置に『第一種動物取扱業者標識』を掲示しなければなりません。
出張訓練などの事業所以外の場所で営業をする場合は、顧客と接するすべての職員について、顧客から見えやすい位置に『第一種動物取扱業者識別章』を掲示する必要があります。(上記標識の小型版です。)
上記の情報はHPやSNSにも表示しなければなりません。
これらの標識を掲示しているか確認してみましょう。
なんの訓練士資格を持っているか
訓練の認可を得ている業者は、どこかの団体の資格を持っています。
その種類を参考にします。
- 警察犬協会 公認訓練士
- ジャパンケネルクラブ 公認訓練士
- JAHA認定家庭犬しつけインストラクター
この3つのうちどれかを持っていれば良いです。
しかし中には経験が浅く理想ばかりを語る訓練士や、逆に犬を力で押さえつければいいという古い考えの訓練士もいますから、よく確認する必要があります。
訓練士の訓練資格を確認してみましょう。
犬や人をよく観察しているか
優秀な訓練士は犬をよく観察していています。
犬の性格や考えるクセをきちんと把握し、それに合わせて訓練をすすめています。
また、飼い主さんの話もよく聞こうとします。
飼い主が気づいたことや気になる点、いままでどう接してきたかなど、飼い主しか知りえない情報は、その犬の訓練に役に立つ情報が多く含まれているからです。
つまり飼い主と犬、両方をよく観察して情報を引き出しながら訓練の方向性や方法を組み立てることができるのです。
会って話してみて犬と人間、両方を観察しているか確認してみましょう。
状況を説明できるか
犬の現状の説明を根拠を含めて説明できているかも重要です。
犬という生き物相手の仕事なので感覚的な部分が多いのも事実です。
しかし、現代では動物行動学の進歩もあり客観的に説明ができる部分も多くなってきました。
その内容を参考にしつつ、今見ている犬にどう当てはまるかを経験を含めて説明できているか。
そこも確認しておく部分です。
訓練を勧めない、断ることができるか
ちゃんとした訓練士であれば訓練を勧めなかったり、断ることがあります。
受け入れ頭数が限界、飼い主が望むレベルまでできない、など訓練士本人の事情や、社会性があまりに低く訓練を進められない、健康に問題があり現状訓練を行うべきではない、など犬に基づく理由などがあります。
そういう事情をしっかりと説明できる訓練士は信用できるでしょう。
なかには、手が行き届かないのに訓練を引き受ける訓練士もいますからね。
知人などが断られたと言っても訓練士を悪く言わないでくださいね^^
まじめ、几帳面
これは私の私見が多く含まれます^^すみません
これまで接してきた中で良い成績を残したり、訓練が上手で犬としっかり向き合えている訓練士はまじめな方や、几帳面な方が多い印象です。
例えば
- 道具が整理されている、綺麗
- 挨拶を誰にでもきちんとする
- 掃除が行き届いている
- 書類関係や返信が早い
などですね。
全国大会で上位の成績を取る方や世界大会に出られる方は、ぺーぺーの時の私が挨拶をしてもしっかり挨拶を返してくれるんですよ。
人格者ですね。
もちろん逆の方は成績も逆な方が多いですよ^^
書類関係も対応が早いです。
私の師匠も即日対応していましたし、聞いてみると他の訓練所の所長さんたちも同じようでした。
訓練に必要な道具もピシッと整理されていて綺麗に保たれているんですよね。
私もそうあれるように精進します^^
まとめ
- 訓練士は資格と認可が必要
- 良い訓練士は犬と飼い主をよく観察している
- 状況を根拠を持って説明できて、時には断ることもある
いかがでしたか?
訓練士は実力の幅が大きい職業です。
上記の内容を参考に良い訓練士を探してみて下さい。
そのお手伝いができたら嬉しいです。
では^^
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