犬と一緒に寝るのは良くないって聞くけど
実際のとこどうなんですか?
わかりました。
では犬と一緒に寝ることのメリットとデメリットをお伝えします。
こんにちは、公認訓練士の犬野郎です。
今回は犬と一緒に寝ることについてお伝えします。
この記事を読めば
- 犬と一緒に寝る楽しさが分かる
- 犬と一緒に寝る危険性が分かる
- 犬と一緒に寝ていいか判断できるようになる
以上の効果が得られます^^
一緒に見ていきましょー
犬と一緒に寝るのはいいこと?
結論から言いますと飼い主さん次第です。
メリットもデメリットもありますから、それぞれを理解したうえでの判断であればどちらでも構わないと私は考えています。
しかし、訓練士としては一緒に寝ない方が良いと思いますけどね^^
ではそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット3選
- あったかい
- 気持ちいい
- 安心できる(犬も)
①あったかい
とにかく犬はあったかいです。
犬の基礎体温は37.5℃~38.5℃くらいで、人間より1~2℃高いです。
特に寒い時に布団にいてくれるととても心強い暖房になります(笑)
②気持ちいい
犬のふわふわの感触は気持ちいいです^^
尻尾のふさふさとか頭のもさもさとかたまりませんね^^
犬の重みを感じるだけでも嬉しい気持ちになったりします。
オキシトシンという幸せを感じるホルモンが分泌されるのもうなずけますね。
個人的には犬の耳のふよふよ感と手触りが大好きです^^
③安心できる(犬も)
急な体調の変化に気づけるのは横で寝ているメリットです。
病気でなくても排泄を催したときにも早く気付くことができます。
また犬も安心して眠ることができます。
群れで寝ていた習性があるので、大好きな飼い主さんと一緒に寝ることで安心することができます。
人間も良い気持ちだし犬も安心できるんですね!
そうですね。
大好き同士で一緒に寝れるのは嬉しいことですね!
では次にデメリットを見ていきましょう。
デメリット3選
- 感染症リスク
- 事故のリスク
- ハウストレーニングが進まなくなる
デメリットはなかなか深刻ですよ
①感染症リスクがある
ズーノーシスという言葉をご存じですか?
『人獣共通感染症』という意味の言葉です。
こう言うと特別な病気や症状のように感じますが、みなさんご存じの狂犬病や妊婦さんは聞いたことあるかもしれないトキソプラズマもこれに含まれます。
これらは容易に感染するものではありませんが、地味に怖いものもあります。
それがカプノサイトファーガ感染症です。
これはカプノサイトファーガ・カニモルサスという細菌に感染することで発症する感染症です。
この細菌は犬の口腔内に常在しています。
つまり、いつでも感染の危険があるということです。
そして犬は飼い主が寝ている時に顔の周りを舐めまくる実験結果が報告されています。
この時にカプノサイトファーガに感染している可能性が高いのです。
ただ、この感染症の症状は大したことにはなりません。
微熱・だるさ・頭痛などちょっとした風邪程度です。
しかし、抵抗力の弱った状態や、乳児・高齢者などの感染では重症化する恐れもあるため気を付けなければなりません。
さらに、犬に着いたノミ・ダニが移る可能性もあります。
②事故のリスク
犬を潰してしまう可能性があります。
お互いに熟睡していると気づかないものです。
私の知り合いの訓練士のお客さんがこれでチワワを死なせてしまったそうです。
また布団であれば問題ないですが、ベッドは犬が落下する危険もあります。
③ハウストレーニングが進まなくなる
これはハウストレーニングが完璧であれば問題はないです。
しかし、多くの飼い主さんは犬をハウスで落ち着いて居させる練習をしていないことが多いです。
暗くて落ちつた状態が続くので夜寝るときはハウストレーニングを進める絶好の機会です。
また、ずっと一緒に寝すぎると分離不安になってしまう可能性もあります。
うう!
感染症や死亡事故まで・・・
怖いですよね。
しかし人間と犬の違いを理解しておくのは重要ですよ。
まとめ
- 犬と一緒に寝ると気持ちいい、安心感がある
- 犬と一緒に寝ると感染症や事故のリスクがある
- 判断は飼い主がそれぞれ決める
いかがでしたか?
私はうたた寝くらいは一緒にしていますが就寝は完全に別です。
そのほうがお互い熟睡できますしね^^
この記事を読んで一緒に寝るかの判断のキッカケになれたら嬉しいです。
では!
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