もう!痛いじゃない!
どうしたんですか?
レオンに手を噛まれたんです!
本気噛みではないんですけでど。
犬が手を噛むのには理由があります。
甘嚙みにももちろん理由はありますよ。
今回はその理由と改善方法を解説しましょう。
こんにちは、公認訓練士の犬野郎です。
今回は、犬の甘嚙みについて説明します。
この記事を読めば
- 甘嚙みする原因が分かる
- 甘嚙みの治し方が分かる
- 犬の習性が分かる
以上の効果が得られます^^
この記事を読んで甘嚙みについて理解を深めましょう!
一緒に見ていきましょー
甘嚙みとは
甘嚙みとは主に仔犬が遊びを目的に、手や足、スリッパやカーテンなどの物を噛むことを差します。
その場合は力を加減しているため血が出たり、破けたりすることはありません。
が、痛いものは痛いですね^^
仔犬に多く見られますが、成犬でも行う子もいます。
なぜ甘嚙みをするのか
原因はいくつか考えられます。
1.本能による欲求
犬は元来噛む生き物です。
匂いを嗅ぐのと併せて、噛むことによりいろんな物がどういうものかを調べて学習しています。
この時期に噛んだものは将来よく噛むようになる傾向にあります。
2.歯の生え変わりでかゆいから
生後6か月前後の仔犬は歯の生え変わりの時期です。
歯がむずむずしてかゆくて気になるため何かを噛んで紛らわせています。
3.嬉しい、楽しいから
気持ちが昂って、その表現として噛むという行動に出ます。
活発な犬種や明るい性格の子で見られます。
4.遊びに誘うため
遊びに誘うために手や足を噛む場合があります。
犬同士での会話であるボディランゲージで、お互いを噛んで遊ぶことがあるためです。
5.運動不足
これは子犬でなくても起こります。
犬は噛むことでストレスを発散します。
運動不足で溜まったイライラをぶつけるために何かを噛みます。
6.興奮して
サッと動く手や、パタパタ音が鳴るスリッパなどを見て興奮して噛んでしまうパターンです。
おもちゃで遊びたいお年頃ですからね。
甘嚙みの対処方法
甘嚙みは繰り返してしまうと将来それを噛んで良いと学習してしまいます。
子犬のうちなら笑って見てられたことでも成犬になってからでは噛む力が強くなって黙っていられません。
そうならないように、子犬のうちから噛む癖をつけないように注意しましょう。
1.噛める状況を作らない
結論、ハウスに入れましょう。
物理的に噛めないような状況を作ります。
犬は噛めた、だから噛むという思考をします。
つまり、そもそも噛めたという経験をさせなければ将来噛む可能性は大きく減ります。
2.やめを教える
犬である以上噛むのを完全に止めさせることは出来ません。
なので『口に咥えているものを離す』指示であるやめを教えましょう。
手や足だけでなく、壁や家具を噛んでいる時にも使えます。
3.しっかり運動する
運動不足は噛み癖の原因です。
散歩をしっかり行うのはもちろんですが、できればボール投げや追いかけっこなどの運動を行いましょう。
外だけでなく室内でも運動ができるのであれば積極的に遊んであげましょう。
頭を使う遊びであれば室内でも可能なのでやってみましょう。
4.反応をしない
犬が噛んだ時に反応をしてはいけません。
怒ったり叱ったりしても、それを犬が「ダメなことだ!」と理解するとは必ずしも限らないからです。
むしろ「遊んでくれてる」とすら受け取ってしまうこともあります。
その時は反応をしないのが一番です。
「自分(犬)が噛んでも人間は何も構ってくれない」と学習させるためです。
まとめ
- 甘嚙みはしょうがないが、させ続けてはいけない
- 甘嚙みの原因は犬により違う
- 原因に対して適切な方法で対処する
いかがでしたか?
甘嚙みは放っておいても段々と収まってくるものではありますが、もし習慣化してしまうと噛む犬になってしまいます。
ですので、一か八かに賭けるより問題が起こらないように先手先手でしつけをしていきましょう。
愛犬家の方々の参考になれたら嬉しいです。
では!
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