先生!犬は飼いやすい犬と飼いにくい犬っているんですか?
いますよ!
犬種の特性的に大まかに、ですが。
そうなんですね。
ちょっと教えてくれませんか?
では今回は
ちょっと飼いにくい犬種を紹介します。
こんにちは、公認訓練士のいぬ先生です。
今回は私が考えるちょっと飼いにくい犬種を紹介します。
この記事を読めば
- 飼いにくい犬種を知れる
- 犬の特性を知れる
- 犬を飼う参考になる
以上の効果が得られます^^
では早速みていきましょうー
飼いにくい犬種
私が考える飼いにくい犬種(系統)は以下の4種類です。
- テリアらしいテリア
- 日本犬
- コーギー
- ビーグル
それぞれ解説していきます。
1,テリアらしいテリア
〇〇テリアという名前を持つ犬種の中でもテリアらしい特性を持っていない犬種も存在するので『テリアらしいテリア』としました。
主な犬種としては
- ジャックラッセルテリア
- エアデールテリア
- ブルテリア
などです。
テリア種は主に生き物と直接戦うことが仕事の犬種です。
ほら穴の中に住むキツネやイタチなどを吠えて噛んで追い出すことや、牛と戦うことを仕事とした犬が先祖の犬種です。
そのため相手から攻撃されても怯まない強い精神を持ち、さらに攻撃をやり返すように教えられてきたため、攻撃的で忍耐強い(頑固)な子が多いです。
つまり頑固で融通が利かないし、場合によっては噛みにくるから飼いにくいのです。
2,日本犬
主な犬種としては
- 柴犬
- 秋田犬
- 甲斐犬
などです。
え~って言われる方も多いんですが訓練士のなかでは常識ですよ^^
日本犬はほとんどが猟犬ですが、その用いられ方が欧米とは違います。
欧米では人間の集団に対して犬も集団で猟をします。
つまり犬からすれば『いっぱいの人間といっぱいの犬』とで作業を行っていたわけです。
対して日本では一人のマタギに対して一頭の犬、これが基本でした。
何頭か連れていく方もいるそうですが基本的には『人間は一人』なのです。
昔からよく言われる「ご主人様にしか懐かない」というのはこういう背景が関係しています。
この日本犬特有の『仲間の人間は少数』という意識が日本犬を飼いにくくしています。
さらに夜は番犬として家を守るように教えられていたため、知らない人間や動物の侵入に警戒心を持ちやすいです。
つまり他人に心を開きにくく、融通が利きにくいから飼いにくいです。
3,コーギー
正確にはウェルシュ・コーギー・ペンブロークと言います。
一般的には『コーギー』と言えばこの犬種です。
一応ウェルシュ・コーギー・カーディガンという犬種もいますがあまり見かけないです。
中身は同じです^^
この犬種は牧羊犬です。
「じゃあ頭良いんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、その牧羊犬としての仕事の仕方が問題なんです。
牧羊犬で有名なボーダーコリーは吠える声で羊を誘導します。
しかしこのコーギーは牛たちを噛んで誘導しているのです。
つまり噛むのが仕事の犬種なんです。
協調性があって頭がいいので飼いやすいのですがしつけを失敗すると本能が抑えられなくなって大変です。
場合によってはすごく噛むので飼いにくいです。
4,ビーグル
森の鈴と言われるほど吠える声が通ります。
森の中でウサギ狩りをする時に使われていた犬種です。
ビーグルは獲物を追いかけ続け「ここだよー」と吠え続けて、居場所を知らせます。
ビーグルの尻尾の先が白くなっているのは森の中で目立ってウサギと間違われないようにするためでもあります。
もうお分かりかと思いますが、とにかくうるさいです。
もちろんそうなるように作出してきた犬種なので
ビーグルは悪くないですよ^^
しかしうるさいんです。
ご存じの方も多いでしょうがビーグルの吠え声は特徴的です。
すごく耳につきます。
つまり吠えるととにかくうるさいので飼いにくいです。
まとめ
- 飼いにくい犬種もいる
- そういう犬種は、そうなった理由がある
- 人間の都合であり、犬は悪くない
じゃあ犬達は悪くないんですね!
もちろんです!
そういう犬種たちですし、そうならないように
しつけるのが飼い主である人間の仕事なんです!
いかがでしたか?
もちろんご理解いただいているとは思いますが『そういう傾向がありますよ』っていうだけですので、今回紹介した犬種が絶対飼いにくい、絶対そうなるというわけではありません。
ただ犬の特性や犬種の経緯を知らずに犬を選ぶ飼い主さんが少なくないので今回紹介しました。
これから犬を飼おうと考えている方たちの参考になれたら嬉しいです。
では^^
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