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【悲惨】ペットショップで犬を買う愚かさと、そのせいで犠牲になる犬たちがいる

良くない表示の犬

こんにちは、公認訓練士のいぬ先生です。

今回はペットショップについてお伝えします。

みなさん、ペットショップで犬を買うのは当たり前だと思っていませんか?

最近は保護犬も一般的になってきましたがまだまだペットショップで犬を買う方は多いですね。

この記事を読めば

  • 日本の犬を取り巻く現状が分かる
  • ペットショップで買うといかに損か分かる
  • 飼い主だけが損をする構造が分かる

以上の効果が得られます^^

いぬ先生

では早速みていきましょうー

この記事を書いてるのは?
  • 犬の訓練歴15年
  • 警察犬30頭以上育成競技犬・救助犬も育成
  • 家庭犬の訓練を主に活動中
  • しつけセミナー活動も行う
いぬ先生です
目次

生体販売

日本ではいまだに店頭での生体販売がまかり通っています。

こういう言い方をされても『?』と思う方も少なくないのが現状でしょう。

実は、動物に関しても先進国である欧米では生体の販売は禁止されているんです。

つまり店頭に行って「きゃーカワイー」と言って衝動買いする人がゼロということですね。

「別に構わないじゃないか」「うちの子だってペットショップで買ったわよ」と言う方も多いです。

ではなぜ店頭での生体販売がいけないのか解説していきます。

悪循環

ではペットショップにいる仔犬たちはどこから来たかご存じですか?

「犬を繁殖している人から?」こういう方が多いです。

間違ってはいませんが厳密には違います。

日本には繁殖者とペットショップの間に卸市場が介入しています。

ここでは何十頭から何百頭もの犬が集まり、値段を各業者が付けてその値段が一番高いところが購入するというオークションが開かれています。

そこで買われた犬たちがペットショップに並べられ、売られているのです。

このシステムはすべての業者が儲かるようになっているのが最悪です。

繁殖者

犬を交配させ、仔犬を繁殖し、それを売って利益を得ます。

仔犬を市場に出せば金額の大小はあれどとりあえず値段がついて売れていくのでどんどん繁殖して犬を売り捌いています。

卸市場

ここでは繁殖者やペットショップ側から手数料を取るかたちで儲けをだしています。

両親犬も飼育環境もよくわからない状態で売買されています。

狭い段ボールやプラスチックのケースなどに仔犬は入れられ、並べられています。

ペットショップ

市場で仕入れた仔犬を販売して利益を出しています。

市場で買えば手元に親犬を置いておく必要が無いのでリスクが少なくなります

市場での金額より高く売ってしまえば利益になるので商売が楽になります。

悪質繁殖者

この流れは乗っているすべての業者が悪なのですが一番悪質なのは繁殖者です。

犬を出せば出すだけ売れていく状況なのであれば、多く仔犬を生ませたいと考えるわけです。

その数に必要な犬を健全に管理しようと思えば広大な敷地に膨大な経費、多くの人手が必要になります。

そこにかかるお金を無くすために繁殖者は悪どいことを多くしています。

  • 到底その頭数が満足に活動できないであろう敷地に大量の犬を管理
  • 狭い敷地での管理のため糞尿まみれの劣悪な環境
  • 十分な運動をしていないため骨格や筋肉の異常
  • 薬を使った強制排卵での交配

(犬の発情は年に2回あり、通常一度出産をしたらその次の発情で交配はしません。つまり出産後、早くて1年後の交配になります。それはひとえに母体の健康のためです。異常交配によって不健康な仔犬が産まれる。さらに母犬の健康異常。最悪、死亡)

そんなことを平気で行っている業者はまだまだいます。

私は実際行ったことがありますが、壮絶で悲惨すぎて言葉が出ませんでした。

ここで、ただただ犠牲になるのは犬たちです。

そして、そんな環境と状態で産まれてきた仔犬が健康であることは、悲しいことに無いのです。

しかし、市場で売られペットショップに並べられた段階では、その不健康は検査をしても分からないことがほとんどです。

仔犬を買ってしまったら

そしてそのような健康状態の仔犬は獣医費が多くかかり、早くに死んでしまいます。

うすると獣医も葬儀屋も儲かるのです。

そしてまたペットショップで犬を買い、また獣医費がかかり早くに亡くなり葬儀代がかかり、そしてまた・・・

つまり金銭的に最も損をするのが飼い主になるということです。

かおりさん

「じゃあ止めさせればいいじゃないか」

と言う方もいます。

その声はここ最近大きくなり力を持ってきたと感じています。

日本の現状

実際に現在、日本も動物を扱う業者に対する法規制が厳しくなってきています。

いぬ先生

(おかげで少し大変な思いをしました。あ、私は繁殖していませんし、誠実に犬に向き合ってますよ^^)

しかし、法律をかいくぐってでも荒稼ぎをしたい悪質繁殖者は居なくなることはないと思います。

それはなぜか?

それは単純に需要があるからです。

売れる→儲かる→だから売る。

商売の原理原則みたいなものですが、その過程が最悪なため、続けさせてはいけません。

犠牲になっているのは犬たちです。

この現状は変えなければいけません。

今できること

の現状を変えたい!

そういう思いを持ってくれた方ができることで最も効果的なのは「ペットショップで犬を買わない」ということです。

  • ペットショップで犬を買う人が減ればペットショップが減る
  • ペットショップが減れば市場が減る
  • 市場が減れば悪質繁殖者が減る
  • そうすれば苦しい思いをする犬が減るのです

こういうことを知らない方もまだまだ多いのでご友人など周囲の方に伝えるのも良いと思います。

まとめ

  • 日本はまだまだペット後進国である
  • ペット業界では飼い主だけが損をする仕組みになっている
  • 悪質繁殖者がいまだに存在する
  • 一番の被害者は犬たちである
  • 飼い主にもできることはある

いかがでしたか?

ペットショップで犬を買うということがいかに愚かで損をする行為かお分かりいただけたでしょうか?

健康な犬を家族に迎えるためにも、日本の犬を取り巻く環境を変えるためにもペットショップで犬を買うことを考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

いぬ先生

では^^

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