こんにちは公認訓練士のいぬ先生です。
みなさん、警察犬のことはご存じですか?
多くの方は知っていはいるでしょうが
- どうやったらなれるのか
- どんなことをするのか
詳しい方は多くはないでしょう。
今回は、警察犬のことについてお話します。
この記事を読めば
- 警察犬の種類を知れる
- 警察犬の活動内容を知れる
- 警察犬の現状を知れる
以上の効果が得られます^^
早速みていきましょうー^^
警察犬とは
警察犬とは、犯罪や行方不明の現場などで嗅覚を駆使し、捜査活動を行う犬のことです。
日本には2種類の警察犬がいます。
- 各都道府県警が持つ「直轄警察犬」
- 民間の訓練所や個人が持つ「嘱託警察犬」
嘱託警察犬は警察が行う試験に合格すれば嘱託されます。
普段は警察犬訓練所や家庭で飼われてます。
あなたのおうちの子も警察犬になれるチャンスはあるんですよ^^
犬種
日本警察犬協会が認定する以下の7犬種が代表的です。
- エアデールテリア
- ボクサー
- コリー
- ドーベルマン
- ラブラドールレトリバー
- ゴールデンレトリバー
- ジャーマンシェパード
各犬種の頭文字をとってABCDLGSと覚えたら覚えやすいっていう豆知識^^
その他にも各都道府県警が認めればどんな犬種でも警察犬になることができます。
警察犬の科目
警察犬が活躍する状況は主に四つあります。
1,足跡追及
足跡追及(そくせきついきゅう)とは足跡を追って目標を発見することを目的とした活動です。
対象となる人物の残したもの(遺留品や下足痕など)を原臭としてそれを犬に嗅がせて覚えさせ、その匂いを辿って追っていきます。
2,臭気選別
臭気選別(しゅうきせんべつ)とは現場に残された遺留品の臭いと被疑者の臭いが一致するかの確認を行う活動です。
遺留品と新品の布を一緒に入れて布に臭いを移します。
その布の匂いと、被疑者から採取した匂いが一緒か判定します。
3,広域捜索
広域捜索(こういきそうさく)とは被災地などでの要救助者の発見や地面に埋められた証拠品や遺体などの捜索を行う活動です。
対象となる人物の残したもの(遺留品や下足痕など)を原臭としてそれを犬に嗅がせて覚えさせ、その匂いを辿って追っていきます。
地面に埋められている場合、犬は吠えたり座ったりして指導士に教えます。
4,警戒
警戒(けいかい)とは要人や有名人が訪れる施設等を巡回し、不審者が居ないか、危険物がないかなどの警邏(けいら)を行う活動です。
この場合は匂いを追うのではなく、防犯における目的が主です。
活動の現状
この中で最も多いのは足跡追及ですね。
子供やお年寄りの行方不明の捜索、強盗や障害などの被疑者の捜索が多いためです。
臭気選別はほぼ実行されてないと聞きます。
現代の科学捜査の力が強いのがよくわかりますね。
広域捜索は状況が限定的なので実働回数が少なめです。
警戒も同様に回数は少ないです。
まとめ
- 警察犬は直轄と嘱託の2種類ある
- 犬種はABCDLGS、あとは各都道府県警による
- 出動科目は4種類。足跡追及、臭気選別、広域捜索、警戒
いかがでしたか?
警察が管理してない警察犬がいるなんて知らない方も
居たんではないでしょうか?
警察犬に興味があればこちらもよかったらご覧ください。
では^^
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